(5)トランスレスUPSのインバータ回路の部品配置
コンバータ、インバータ、バッテリー電圧のブースト回路のレイアウトをイメージしてみましょう。

冷却ファンを取り付けた放熱フィンに、コンバータ用のIGBTモジュール3個とブースト回路用のIGBTモジュール1個を搭載します。正常時にはコンバータが、停電時にはブースト回路が動作する事になります。
このIGBTモジュールの出力端には平滑コンデンサC1の一部を接続します。このコンデンサがIGBTをターンオフした時の過電圧抑制回路として動作するからです。
インバータ側も同様に、冷却ファンを取り付けた放熱フィンに、IGBTモジュール3個と平滑コンデンサC1の一部を接続します。

 

容量の不足分を同じタイプのコンデンサで構成しても良いのですが、取り付け面積が広くなってしまうので、左図のような容量の大きな平滑コンデンサを選択しました。
ほぼ、700×400の面積に納まります。

 

600Vdc(400Vac用)の場合は、電流がすくなくなり、平滑コンデンサの必要量が少なくなるので、更にコンパクトになります。
ここで、コンバータ側のC1とインバータ側のC1と平滑用の残りのC1とは、銅板と絶縁物を利用してラミネート構造とし、配線のインダクタンスが限りなく小さくなるように設計します。